おもちゃで遊ぶ猫はかわいいですよね。
ついついかわいいおもちゃを見つけては、お土産に買って帰ってしまうけど…
せっかく買ったおもちゃに見向きもしなかった!
すぐ飽きてしまって新しいおもちゃを買い続けている、正直もうネタが無い!
動物病院で肥満と言われた・・・痩せさせたいけど全然動かない!!
このようなお悩みはありませんか?
愛玩動物看護師歴10年の私が、猫が必ずおもちゃであそんでくれるようになるポイントを解説します!
猫がおもちゃで遊ばない本当の理由
猫がおもちゃで遊ぶ理由は、野生の本能である狩りの代わりです。
本来は食事を得るための必ず必要な行動なので、どんな猫でも必ず遊び行動は必要になります。
子猫は離乳期になると母猫に狩りを教わって、どんな【エモノ】をどのように捕まえるのか、どうやって食べるのかを学びます。子猫の時期に適切な遊び方を学んで、楽しい経験を積むことで遊びの名人になっていきます。
本能的に狩りは猫が大好きなことなので、おもちゃ遊びは楽しいよ!こうやって捕まえるんだよ!と教えることでだんだんと遊んでくれるようになりますよ!
狩りは生きるために必要な行動なので、ある程度高齢になってもちゃんと遊びますが、シニア期になると関節の痛み、肥満や持病などで疲れやすく体力が続かないために遊ばなくなることもあります。
この記事では、おもちゃ遊びをしなくなった健康な猫についての改善策をまとめています。
体の不調によって遊ばなくなってしまった可能性がある場合にはかかりつけ動物病院で対処してから遊びの練習を始めましょう!
おもちゃ【エモノ】の種類は3種類だけ!!
猫がおもちゃで遊んでくれるかどうかは、そのおもちゃが【エモノ】に見えるかどうかが鍵になります。
人気のおもちゃがいかに魅力的な見た目をしていても、動かなければ【エモノ】と認識できません。
また、単調な動きや不自然な動きでは、やはり【生きているエモノ】と思わせることができないためなかなか遊んでもらえません。
ここからは、猫が大好きな【エモノ】になりきるためのポイントについて解説します。
【エモノ】の種類は大きく分けて3種類!
- レベル★★★バタバタ飛び回るトリさん
- レベル★★☆床を走り回るネズミさん
- レベル★☆☆コソコソカサカサ物陰に隠れている虫さん
この3種類の中に、愛猫の好みが必ずあるはず!種類別に試してみてください!
なかなか捕まえられない猫さんの場合には、【弱ったエモノ】の演出も効果的です!
レベル★★★トリさんの遊ばせ方
- 羽、またはもこもこした素材、ビニールテープや布製でもOK
- 棒の持ち手がついている
- 猫が立ち上がるかジャンプすれば届く高さで激しく動かす
- バタバタと音を立てる
- 猫から少し離れたところに時々墜落して見せる
レベル★★☆ネズミさんの遊ばせ方
- ネズミのおもちゃやスーパーボール、鈴や長い尻尾がついたもの、小さめのぬいぐるみ
- 投げる、転がす、弾む動き
- 床を這うように勢いよく投げる
- 猫から見えない位置からなげて、突然現れたように演出
- 何回でも投げてOK、元気よく家中を走り回らせましょう
- 時々物陰(家具の隙間など)に投げ込み、隠れるように放置
レベル★☆☆虫さんの遊ばせ方
- 猫じゃらしの穂先じゃない方、またはなんの変哲もない細めの棒、レーザーポインターでもOK
- 壁や家具の壁面、絨毯の裏をゆっくりこっそりと動く
- とにかくこっそり動く
- 猫がじっとみ始めたら、数秒止まってできる限り気配を消す
- 捕まったらほんのちょっとだけ抵抗する
- レーザーポインターは捕まえるという体験ができないので、最後は他のおもちゃで遊んで終わるようにしましょう
猫の遊びは短時間で終了最後は狩りの成功で気持ちよく終わらせて!
最初はたくさん遊んでくれないかもしれませんが、全然気にしなくて大丈夫!
そもそも猫の集中力は短時間で切れてしまうので、5分以内に遊びは終わらせましょう。
最初はおもちゃをじっと見つめてくれれば十分です。
少しでもおもちゃに触ったり、追いかけたりするようになったら最後はちゃんとやられてあげましょう。捕まえるまでできなくても大丈夫!
まとめ
猫がどうしていいかわからない様子だったら【虫さん】遊びから初めてみてください!
怖がりさんやおとなしいタイプの猫でも挑戦しやすい【エモノ】です。
いわゆる猫じゃらしは100円ショップでも購入できて、バタバタ振ればトリさん、床に投げればネズミさん、柄の部分を使えば虫さん遊びと全部の遊び方をカバーできるので、最初のおもちゃにおすすめですよ!
愛猫との楽しい時間を過ごしてくださいね!
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